『第12回全国小学生学年別柔道大会 茨城県予選』

表題及び

『第4回茨城県小学3・4年生柔道大会』が、6月13日(土)

に、筑西市下館総合体育館にて開かれました。

年に1回の個人戦の全国大会出場を決定する大会で、緊張感が漂う大会です。その為か、毎年2か月前から頭から離れることがなく、何かとゲンを担いでしまうものです。

 

1.物を落とさないようにする。(オトス)

2.傷をつけない。(キズ)

3.部屋を汚くしない。(ヨゴス)

4.前日に清めの塩をする。(ハラウ)    

等々ですね。現役の時は、ゲンを担ぐなんて考えたこともありませんでした。己を万全な調整(減量)にもっていくことや、試合運びを考えただけで、日常生活はなんの変化がなかったのに。それは、両親の支えがあったからかもしれません。

 

 指導者になってからは、日々の稽古・日々の姿勢・日々の日常生活が大会に全て出る事を身に染みて感じます。なので、己が試合をする訳でないために、非常に全てに影響しています。だからこそ、少しでも芯成塾に良い風が吹くように、塾生に良い風が吹くようにと。恐らく、塾生の保護者・コーチも同じ又はそれ以上なんでしょうが。

 

 中学生なら総体、新人戦。小学生なら観梅、全少(団体)、全少(個人)が皆が目標に向かってチームの結束を高める大事な大会だと位置づけています。勝つことが笑顔になるならばと、そこに向けて普段より熱く稽古に挑みました。私なりに1人1人の勝ちパターンを作り、今出来ることをしてきたつもりです。そこで厳しい事をここで言うと、稽古をしてきた物を出

すのが、大会だと考えています。大事な大会は一戦必勝です。奇襲、雰囲気、様々な戦略を攻略するのです。一本勝ちで勝ち進むことが難しい時はそれでも勝つ柔道をしていきます。

 

 基本勝って学び、負けて学ぶことがあるのだから、試合で負けたっていい。優勝したり勝てば、そりゃ保護者も喜ぶし、周りの指導者も一目置くかもしれないし、けどそれが私の目指しているとこではないと常に思います。

 

 社会人になった時、柔道が強いで地位が良くなるわけじゃない。清潔さ、挨拶、礼儀、上司の頼まれたことをしっかりこなす素直な気持ち、遅刻をせずにしっかり通勤する真面目さだったり、柔道を通して学校を通してやらなきゃいけないことが勝つことより必要なことだと思うからこそ。もし、勝ちばかりを意識して稽古して勝てなくなってきたから、稽古の集中がなくなるのか?それで柔道が嫌になってしまう人間を沢山みてきたけれど、それで残ることは、勝てば柔道が好き。負ければ柔道が嫌いしか残らない。途中で逃げ出し、社会に唾を吐いてなじまず順応しなくなってしまうかもしれない。

 

 又、試合に勝てば雰囲気は良く、負けたら雰囲気が悪くなる。これも、駄目な部分を理解してか?ただ、勝てなくてか?ダメな部分を理解して、悔し涙を流し、負けてからの試合を観る姿勢や、次回の稽古から変化を出すことを考えての雰囲気が悪くなるなら構わないけれど、ただ、勝てなかったから雰囲気を悪くしてるなら、すぐに笑顔を見せていつもの芯成塾らしく楽しくやってほしいなと思う。そりゃ、監督が若いから、私が月日と経験を積んでいかないと全てに浸透しないかもしれない。でも、塾を開く前から決めた芯(笑顔で、全てに感謝し、やる時はやるの精神。社会教育)は、崩していってはいけないと感じているからこそ。寡黙に貫く姿勢は見せていきたいと思う。

 

 勝てば笑顔になる子は、勝てばいい。ただ、負けた時に、「勝てなかったから。」は、芯成塾にはいて欲しくない。『次は勝って笑顔になりたいです。今日の反省点は何ですか?』くらいが気持ちが良い。そして、試合場を出て帰路に着く頃には笑顔でいれたらいい。次回の稽古で変化や悔しさを出したらいい。だって、勝って笑いたければ、日常生活は常に小沼先生が言うようにしっかりしているはずだから。勿論 挨拶、礼儀もしっかりしているはずだから。直すところは、畳の上だけなはずだから。

 少し話はそれるけれど、当塾にはRiku(年長)が頑張って稽古をしています。柔道を始めて1年半全ての大会で初戦敗退。稽古が事情により週1回というとこも関係していましたが、連敗でした。気持ちを前に出したり、相手の上に乗っかっていくだけでも申し訳ないと感じてしまう心優しい子。稽古ではすぐに泣き、すぐにママの方へダッシユ。けれど、保護者の理解もあってか、根性根性で泣いても通い続けてくれた。負けた試合の後にはすぐに私の側に来ては反省をして。そこで反省点を告げから必ず私は毎回「よし!反省したし、逃げずに今日も大会に来てくれたから後は、迷惑かけずに獅芯とでもあそんだり、ママの作ってくれたお弁当食べて、笑顔を取り戻しなさい。」を伝えました。Rikuは畳を降りれば笑いを忘れずにいてくれて。徐々に1年経ち週3回来るようになり、先月埼玉遠征大会で、初勝利だけでなく、3位入賞し賞状とメダルまで取ってくれた。そこでも、私の側にはすぐに変わらず来てくれた。けれど、反省点なんてなにも伝えなかったし、「今日は最初から最後まで笑顔でいれるね。おめでとう!」これだけしか監督ながら伝えなかった。でも、そんなんでいいと思うんです。Rikuは背負い投げ~前返しだけ徹底して稽古して、パターンはこれしかなかったし、それを出してくれた。稽古を一生懸命した証拠だし、変化や笑顔が畳の上でみれたから。そんな子も今じゃ、ママに自分から伝えて、体力つける為に千波湖を走っているそうです。髪も気合いを入れて坊主にしてました。何が正しくて、何が間違いかわからない子に伝えることは、柔道が楽しい!続けることの大切さを伝えていきたいな。

 

  当塾はこれからのチームです。私なりに伝えてきた稽古の日程・時間・内容・規則なんかも4年が経過しなんとか、形というものが見えてきました。私が基礎を教え、重量級がそこから小沼先生、若松先生。軽量級が塾長、七海先生、徹先生が主となり枝分かれをしてくれます。楽しさに怠けや、区別を忘れたときは、小沼先生が激をとばして頂き空気がまたリセットするし。私が行き届かない時はすぐにサポートして頂ける七海先生がいますし、全体の空気を確認して頂く塾長がいるし、私よりオブラートに包んで伝えてくれる知歩先生もいる。もっと殻を破り伸び伸びとやってくれるといいな。

 

 

Sou       

Natsumi  ベスト16

 Miori    ベスト8

 Kaito    ベスト32

 Shuto                       

                                              

                                                      柔道最高!    監督

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コメント: 1
  • #1

    HIRO-まま (月曜日, 22 6月 2015 19:31)

    それぞれの大会 たいへんお疲れ様でした。
    かれこれ8年くらい前の事ですが某先生から柔道では、まず最初に受け身を覚える。それは何故か?何故なら…相手の痛みを知るためである。と教えられ、その先生カッコいい(^3^)/と思いました。柔道に限らず、相手を思いやる気持ちはとても大切な事ですよね
    芯成塾では柔道を通してですが人間として大きく成長して行けると信じております
    先生方の叱咤激励!ますますバージョンアップしそうですが(^_^;)よろしくお願い致します
    先程の受け身のお話ですが…実は…元はと言えば塾長のおことばだったと知ったのは半年前の事でした(^o^;)
    柔道最高!